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この物件は平静な住宅街の中に建っており、敷地内に中庭や灯籠があるなど、かなりの高級マンションです。築年数により全体的に痛みや汚れがでてきていたので改修工事を実施する事になりました。実際に美観的には高級なイメージでしたが、さらに今のニーズに合わせた将来を見据えたグレードアップを考えて施工しました。写真に写っている中央の円形上の階段室壁面はコンクリートの打ち放しの仕上げで、藻などが発生し、かなり汚れていました。その部分を汚れが付着しにくい材料で雰囲気を変えるために、下地を補修しシートを張っています。このシートは実際の石を樹脂に混ぜてシート状にしたものなので、表面は石の質感そのものです。実際に壁面に張ってしまえば素人の方なら本物と見分けがつかないと思います。目地も入っており、かなり雰囲気が変わったと入居者の方からも喜びの声をいただきました。
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この写真が左記のコメントの拡大したものです。シート状なので、このような円形の壁面でも容易に対応する事ができ、また実際に石を施すよりもかなり安価に施工できますので、非常に改修に適した人気のある材料です。お金を掛ければいくらでもグレードアップはできますが、賃貸物件であり、収益性が高くなければ経営として成り立たないので、いかに安価で今のニーズに合った模様替えをしていくかがポイントになります。このように建物全体ではなく、一部分を模様替えするだけでもかなりイメージが変わりますので、いたずらにお金をかけずにワンポイントで全体の雰囲気変えてグレードアップする事が賃貸物件では望ましいかと思います。建物出入口のすぐ横に位置するので、ここが変化することにより、建物全体が一新したかのような錯覚を起こすのです。目線より少し上の出入口の扉上の壁面にも石を吹き付けていますので、居住者の方はかなりの変化を感じていると思いますよ。 |
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